十代カップルのダンスが審査員たちを感動させ、グランドナショナルで1位を獲得
4月 17, 2020
現代の若者たちには伝統舞踊のスタイルがしっかりと継承されていないことが多いのが現状です。それよりも若者たちは、コンテンポラリー、ヒップホップ、クラッピングなど、最新のトレンドのダンスに夢中になることが多いようです。
しかし、マック・ウェスト(Mack West )とパートナーのトリニティ・デイビス(Trinity Davis)は例外であることが証明されました。2017年のグランド·ナショナル·ジュニア·ワン選手権で1位を獲得し、シャグ(shag)と呼ばれる伝統ダンスに人々の興奮を取り戻す大きなきっかけを作りました。
1940年代にサウスカロライナの海岸で初めて登場したこのダンスは、当時の若者たちに大流行しました。 Discover South Carolinaによると、 ゆったりとした動きとステップが、滑らかでスムースな動きを与え、ダンスにスワッグ(40年代に流行した体を揺らすダンスの動き)のようなもの加えます。この動きは、のんびりとしたビーチのライフスタイルに同調するものです。
このダンスはパートナーが重点を一点から他のポジションへと切り替える間、前後の方向に多数のステップを踏んで構成されます。
当時の若者はビーチでシャグを踊り、楽しくくつろぎました。 友たちと地下室でXボックス(家庭用ゲーム)をプレイするよりは確実に楽しいことでしょう。 しかし、これはまた別の時代の話でもあります。
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マックとトリニティは、シャグが親の世代でなくなってはいないことを証明しました。楽しいパフォーマンスと共に、ワクワクするような新しい世代のスタイルをダンスに吹き込むことができました。そして、ジュニア·シャグ·グランド·ナショナルズで1位を獲得したのです。この人気の動画には、その素晴らしい演技が記録されています。
彼らは落ち着き払ってステージに上がり、とてもリラックスした様子です。 ジョン·キャファーティとビーバー·ブラウン(John Cafferty and the Beaver Brown)のバンドによる「NYCソング(NYC song)」の曲が流れ始めるとすぐに、2人は1ビートも逃さずステップを踏み始めました。
このダンススタイルで持ち前の能力と専門性を発揮し、演技全体を努力せずに踊っているように見せました。
マックはトリニティを華やかなフットワークでリードしながらも、平静を保っています。 彼女は彼の動きに従いながらも、パーフェクトに調和して動き、しばしばより複雑になり動きながらも、ツイストを入れたり、遊びを入れたりします。
先輩の観客のたちが見せた純粋な喜びの表情は、彼らの若かった頃、物事がよりシンプルで、友達と夜を楽しく踊った時のことを思い出しているかのようでした。演技の全てが喜びと楽しさの驚くべき表現で、何時間もかけて訓練と準備を重ねてきた完璧さが披露されました。 彼らの1位は当然の結果だったと言えます。
テンポを上げて演技を続けているうちに、観衆から拍手と称賛が沸き起こりました。 マックが観客を虜(とりこ)にできることは明らかです。マックが見事なスピンとバウンドを繰り出すたびに、トリニティーが見せる笑顔はとても愛らしいです。
音楽が終わりマックがかわいいパートナーが抱きしめると、観衆はスタンディングオベーションをして感動の表情を浮かべました。
この演技に費やした彼らの時間と努力は、明らかに報われました。 この2人は喜びと完璧なパフォーマンスをもたらすことができる素晴らしいカップルです。あなたの 一番好きなダンスは何でしょうか? 時代を越えて踊る若いダンサーに感動したことはありますか? みなさまのご意見・ご感想を是非コメント欄で教えてください! そしてこの若い2人が伝えてくれた感動を、友人や家族にシェアしていただけたら嬉しいです。